第29回大阪青年共闘会議合宿
9月1日・2日の両日、第29回大阪青年共闘会議合宿が神戸市の防災未来センターで開催され32名(部落解放同盟・教組・自治労・情報労連・全日建)が参加しました。
1日目は、最初に阪神淡路大震災の被災者が語り部となった講演がありました。次に、人と防災未来センターの施設を見学しました。
人と防災未来センターでは、阪神淡路大震災を壁一面のスクリーンで体感できるところがあり、先日に発生した北海道大地震でクローズアップされた液状化の起きる仕組みなどを学びました。
●多くの外国人が被災●
2日目は、神戸市にある「のじぎく会館」に移動。ここでは、1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路地域をマグニチュード7・3の大きな地震が襲い、未曾有の大災害となったことで6434人の方が亡くなり、重軽傷者は4万人を超えたこと。なかでも高齢者、および外国人の被害が大きかったことが明らかになったことを学びました。
神戸には多くの外国人が居住しており、華僑や在日コリアンといった、オールドカマーの方々や、留学や就職などの目的で日本に渡ってきたニューカマーの方々など、コミュニティの背景は様々です。
●外国人の支援を考える●
今回のフィールドワークで、震災当時の華僑の方々の避難行動や救援活動を始め、震災後に被災地で外国人が抱えている諸問題に取り組む活動について。また、「NGO神戸外国人救済ネット」の活動を通じて、現在も継続的に支援を続けている災害時に地域住民としての外国人支援にどのように取り組むべきなのかを学びました。
他にも、中華同文学校や関帝廟、神戸華僑歴史博物館、南京町などを周り、2日間の有意義な合宿となりました。
今回の合宿では、団結を深めるための共闘関係の重要さを感じました。今後もこのような取り組みに積極的に参加し、青年女性部の活動に活かしていきます。
【 くさり10月号より 】